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無収縮モルタル工法

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グラウト材はよく聞かれる言葉で無収縮モルタルを指します。特にコンクリートの空隙目地やヒビワレ等、コンクリート面の細かい隙間をふさぐ役割に用いられる流動性を持つモルタルのことです。グラウト材を用いて隙間をふさぐ作業はグラウチング、薬液注入と呼ばれ広くは無収縮モルタル工法のことを指し、鉄骨・鉄筋の充填材としても用いられ、耐水性が強い点で防水目的でも使用されることから人気を呼んでいます。グラウト材を利用するメリットは収縮性がないため強度が強まる点、耐水防水性が高く劣化しにくい点、施工において均等に仕上がる点などが、通常の収縮性モルタルに比べ優れています。その他グラウトの利点としては、流動性に優れていることから混和材の働きがあり、空隙ができにくく構造物との付着性が高いため一体化しやすいため、構造物自体の耐震強度を高める役にも立っています。その点も人気の理由の一つです。

グラウトの優れた特性を利用して、隙間をふさぐという基本工事から、付着性・耐久性に優れている点から建築物の耐震補強、安定した膨張性・無収縮性から鉄骨などのベース、橋梁の沓座への利用、高い付着せん断強度から逆巻の打継部への工事等への利用等幅広い用途が考えられます。またダム建設等の高水圧下の工事や地すべり対策工事等にも用いられ用途は益々拡大が予想されます。またグラウト材自体も、土壌微生物による固化する炭酸カルシウムやシリカを主成分とするバイオグラウトのような環境にやさしい新素材等が開発されており、原料や生成物が無害かつ環境保全と強度確保の両立でき、役目を終えると大地と一体化できるグラウトが考えられています。